全日本女子シンクロ監督 井村雅代氏の講演を拝聴して

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

9月9日(土)に京都で開催された『致知出版社 読者の集いIN京都』に

参加してきました。

 

 

 

この日は、全日本女子シンクロの監督である井村雅代氏の講演がありました。

 

 

 

私は過去に「致知」の特集で井村氏のインタビューを読んでおり、現代の指導者と

逆行する厳しくも愛に溢れた指導方針にいたく感銘を受け、この日を

とても楽しみにしていました。

 

 

今号では、私が講演で聴いたポイントを、企業経営に落とし込んで皆様に

共有させていただこうと思います。

 

 

 

 

【全日本女子シンクロ監督 井村雅代氏の講演ポイント】

 

 

今回の講演の感想を「致知流」に一言で申し上げると、

「リーダーの本質は人間力にあり」ということになろうかと思います。

 

 

 

井村氏のお話は、一つひとつが「企業経営」や「人材育成」に通ずるものがあり、

期待以上に得るものが多い講演でした。

 

 

 

以下に示すポイントの一つひとつを「リーダーとして自分の会社を見つめ直す

良いキッカケ」としてお読みください。

 

 

 

 

●監督に就任してすぐに金メダルを取らなくて良かったと思っている。

もし金メダルを取っていたら満足して向上心が無くなっていたかもしれない。

「次にチャレンジしたらどうなるだろう」という期待を持てた。

 

 

 

●環境に適応することが大切である。

戦いの場では、100%満足のいく環境を常に与えられる訳ではないのだ。

 

 

 

●リーダーは小言を言ってはならない。下の者に示しがつかない。

リーダーが小言を言うと下の者まで不平・不満を言い出す。

 

 

 

●(戦いの場では)目の前の現状を受け止め、ベストな対処法を考える。

 

 

 

●選手を送り出す時に応援してやる。

 

 

 

●人に頼む時は素直に頭を下げる。

 

 

 

●練習の初めは元気よく、モチベーションを高く練習場に入るべきだ。

 

 

 

●戦いは、戦う前から始まっている。強い選手は見た目も強そう。

 

 

 

●練習では競い合わなければならない。「全員一緒」ではダメだ。

「チームワークと絆」は大事だが、「全員一緒」という安住の地ではダメなのだ。

個々が強くなってこそ、本当のチームワークが出来上がる。

 

 

 

●頑張ったかどうかは自己申告ではない。他人が評価することだ。

「自分へのご褒美」など必要ない。

 

 

 

●コーチの仕事とは、本番で本領を発揮させてやれる選手に育て上げることである。

 

 

 

●悔しくて号泣できるような選手でなければ伸びない。

 

 

 

●「精一杯やったから(結果が出なくても)いいじゃない」という甘い言葉を

聞いてはならない。

失敗したら、その原因を追究して二度と失敗しない努力をすべき。

 

 

 

●悔しい思いをしたことがない、嬉しい思いもしなことがない、

倒れるくらい追い込まれたこともない。

そんな選手に達成感を味わわせてやりたい。メダルこそ最高の達成である。

 

 

 

●日々の練習で「小さな成功体験」を積み重ねる。

 

 

 

●オリンピックで勝ちたければ練習するしかない。しかも圧倒的な練習しかない。

寝ずに、休まずに、他の選手より練習するしかない。

「無理をしなさい」、「力を出しなさい」

いつかその厳しい練習をしたことに感謝する時がくるように。

 

 

 

●勝つためにはリーダーが折れてはいけない。

 

 

 

●頑張って当たり前。どのような「質」の頑張りをするかが大事。

 

 

 

●本番では「心・技・体」の全ては揃わない。

今欠けているのは何か?それを何でカバーするかを考える。

 

 

 

●「限界」は常に自分で決めているだけである。

 

 

 

●リーダーは明確な目標を決めてやらねばならない。

毎日少しずつで良いから、自信をもって小さな目標をクリアさせてやる。

 

 

 

●大きな目標を達成するために日々の小さな目標達成を積み重ねる。

 

 

 

●オリンピック選手は天才の集まりではない。

「オリンピックに出たい!」と強く念じている普通の子たちである。

 

 

 

●リーダーは、選手に具体的な改善方法を与え続けてやること。

そして、できたらちゃんと見届けて「OK!」を出してやること。

 

 

 

●叱る時は必ず現行犯で叱る。昔の事を持ちださない。口先だけではなく、

「自分のために叱ってくれている」と思わせることがポイント。

 

 

 

●「叱る」とは、その選手の可能性を信じるということ。

 

 

 

●オリンピックは勝つべき人が勝つ。つまり、強い者が勝つ。

 

 

 

●コーチがどこまで「勝ち」にこだわることができるか。

勝つためには、「技術」以外に「音楽」や「水着」までとことんこだわる。

 

 

 

●「仕方がない…」は絶対に言わない。

 

 

 

●「くさらない」、「やけにならない」、「失望しない」、「落ち込まない」

正しい評価がされなくても正しいことをやり続ける。

 

 

 

●プレッシャーは期待の裏返しである。自分のなすべきことを120%やり切る。

 

 

 

●厳しい練習をやり抜いてきた「自信」が本番で力を発揮させる。

 

 

 

●リーダーの責任の取り方は「勝たせること」のみである。

 

 

 

●一流、二流、三流の選手の違いについて

 

三流は流行ばかり追う。

 

二流は流行と過去を選ぶ。

 

一流は道を創る。

 

 

 

●上には上がいる、前には前があることを知って次に挑戦する。

 

 

 

 

 

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森信三先生の『躾論』

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

子供の躾(しつけ)に苦労している親は多いと思います。

 

 

私もその一人であります。

 

 

我が家には三人の子供がおります。

 

 

当たり前の話ですが、同じ親が育てているのに三者三様で、性格は全く異なっています。

 

 

それぞれの性格に応じて最適な躾が出来れば良いのですが、親である私自身が

まだまだ未熟者でありますので大変苦労します。

 

 

そんな時、森信三先生の躾に関する格言と出会い、少し気持ちが楽になりました。

 

 

 

 

1)「はい!」と返事をする子に育てなさい

 

 

2)「おはよう!」と言える子に育てなさい

 

 

3)靴を揃える子に育てなさい

 

 

 

 

たった三つの躾を徹底するだけで十分だということです。

 

 

ただし、年齢を「~つ」で呼べる小学校の低学年までに躾ないと効力がないということのようです。

 

 

つまり、「1つ(1歳)、2つ(2歳)、3つ(3歳)…9つ(9歳)」までということです。

 

 

 

また、躾というのは本当に難しいなと実感するのですが、先ずは日々の生活の中で

『親が率先して模範的な姿』を見せなければ、いくら口先で言っても躾にならないということです。

 

 

親が実践出来てはじめて子供たちに伝わるということです。

 

 

なるほど、全くその通りであります。

 

 

企業経営においても、何事も先ずは経営者がやってみる。それに尽きると思います。

 

 

有名な話ですが、「日本を美しくする会」の相談役である鍵山秀三郎氏は、かつて、

ご自身が創業したイエローハット社内で掃除(社内美化)に力を入れて人間力の向上と共に

業績を拡大されました。

 

 

当初は、社長である鍵山氏だけが毎日掃除をする日々であったそうです。

 

 

自らが率先して掃除する姿を社員に見せることで、強制しなくても全社に浸透していき、

それに伴って業績も伸びていったということです。

 

 

掃除を通して「凡事徹底」することの大切さを全社に浸透させ、人間性が磨かれることで

お客様や仕入れ先に対する姿勢が変わり、業績拡大につながっていったということです。

 

 

この事例からも解る通り、家庭では先ず親が、企業経営では先ず社長が動かなければ

子供も社員もついてきてくれません。

 

 

それを理解し、親は子供の躾をするに足りる人間力を磨き、経営者は社員の躾をするに足りる

人間力を磨かなければならないのです。

 

 

先ずは親が変わる、社長が変わるということです。

 

 

そこに『躾の難しさ』というのもがあるように思います。

 

 

 

 

 

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現場に潜む企業衰退の兆しを見逃すな!

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

 

毎月、定期顧問で訪問している関東のある地方。

 

 

 

地方在来線を利用するのですが、さすが地方だけあって本数が少ない(笑)

 

 

 

大きなターミナルでも一時間に数本しか電車が来ません。

 

 

 

仕方ないのでホームで営業している、あるジューススタンド店に入りました。

 

 

 

8月の暑い最中でしたのでアイスコーヒーを注文しました。

 

 

 

ところが、アイスコーヒーマシーンが故障中とのこと。

 

 

 

さきほど急に故障したのか、何のお知らせもしていませんでした。

 

 

 

その日は諦めて、翌日もう一度同じジューススタンド店に入りました。

 

 

 

すると、アイスコーヒーマシーンは故障中のまま。張り紙などのお知らせも無いまま。

 

 

 

仕方なく、その出張ではホームの待ち時間で飲むアイスコーヒーは諦めました。

 

 

 

そして今月。先月のことなどすっかり忘れて再度同じジューススタンド店を訪れてアイスコーヒーを注文しました。

 

 

 

店員さん:「すみません、コーヒーマシーンは故障中なのです」

 

 

 

私:「えっ、先月からずっと故障!?そんなことってあるの??」

 

 

 

思わず、そう言ってしまいました。

 

 

 

店員さん:「はい、もう少しで直るのですが・・・」

 

 

 

私:「・・・。分かりました」

 

 

 

おそらくアルバイトと思われる若い女性スタッフとのやり取りを終えてお店を出ながら色々な思いが込み上げてきました。

 

 

 

「一体なぜ、このジューススタンドのコーヒーマシーンは故障のまま一ヶ月以上放置されているのか?」

 

 

 

●修理するお金がない

 

 

 

●修理する気がない、その必要性を感じていない

 

 

 

●本部が修理不要と判断した

 

 

 

●現場のアルバイトかさんが本部に報告していない

 

 

 

●何かの事情で業者が来てくれない

 

 

 

●部品待ち

 

 

 

●リースなどの契約更新待ち

 

 

 

いずれにしても、買いたい顧客がいるのに故障のまま放置する=普通では無い状態を

そのままにするというのはどういうことなのか?

 

 

 

不思議で不思議で気になって仕方ありませんでした。

 

 

 

「自社はジューススタンドなのでコーヒーは(経営判断で)止めます」

 

 

 

それであれば納得できるのですが・・・。

 

 

 

例えば、このような企業ではゴミが落ちていても平気でスルーするのだろう。

 

 

 

お客様が困っていても声も掛けないのだろう。

 

 

 

クレームが発生してもその場さえ乗り切ればどうでも良いのだろう。

 

 

 

会社の業績や雰囲気が悪くなっても給料さえ貰えればそれで良いのだろう。

 

 

 

自分さえ良ければ他人はどうでも良いのさろう。

 

 

 

そのような企業に成長や繁栄があるとは思えません。

 

 

 

小さな異常を見過ごす「無関心さ」が少しずつ、しかし確実に企業を蝕んでいきます。

 

 

 

現場の些細な出来事一つひとつに企業衰退の兆しが潜んでいると思います。

 

 

 

それら小さな事象が、回りまわって企業存続や永続の阻害要因となるように思うのです。

 

 

 

何事も凡事徹底であります。

 

 

 

 

 

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経営者にとって会社とは何なのか?

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

メッセージアプリ大手の上場承認のニュースが世間を騒がせています。

 

 

昨年末の郵政三社同時上場以来の大型上場で、時価総額は6,000億円になりそうだとのこと。

 

 

既に会社を去って別会社を運営している元代表。

 

 

上場を果たしたら株式を売却してキャピタルゲインで大金持ち?

 

 

おそらく使いきれないほどの巨万の富を手に入れることでしょう。

 

 

『元社長すげぇなぁ!!大金持ちになったな!!』

 

 

残されたスタッフはそのように賞賛の声を上げるだろうか…。

 

 

『何だよ自分だけ。これまで頑張ってきたのは誰だよ…』

 

 

『残された俺たちはどうなるんだ!?』

 

 

『経営者代わるってさ…』

 

 

『このサービス、この会社が好きで入ったのに…』

 

 

『このサービスは不採算だから部署ごと無くなるってよ!?』

 

 

この会社がそうならない事を願うばかりです。

 

 

 

私ごときが偉そうな事を言える立場ではありませんが、微力ながらも多くの中小企業様のお手伝いをしてきて

大きな違和感を感じずにはいられません。

 

 

『日本の企業って、日本の中小企業のあるべき姿って、こうじゃないでしょ!?』

 

 

しきりにそう思います。

 

 

私の知っている優良な中小・零細企業は、経営者や株主だけが巨万の富を手に入れるなど微塵も考えていません。

 

 

取引先(お客様)への責任。

 

 

仕入れ先への責任。

 

 

そして何よりも、日々頑張ってくれるスタッフの、その家族への責任。

 

 

その『重たい責任』を果たすために、どうやって会社を存続させるか。

 

 

私が今お手伝いしている会社では、そんな話ばかりす。

 

 

地域に密着して、良い商品・サービスを適正価格で販売し、利益を生み、雇用を創造して、税金を納める。

 

 

会社をうっぱらってしまったら誰がその『責任』を果たすのか???

 

 

『そんな時代ではない』

 

 

『考えが甘いな』

 

 

『理想論でしょ(笑)』

 

 

本当にそうでしょうか。

 

 

少なくとも私の顧問先の全ての経営者は、こんな時代でも、甘い考えと言われても、全力で理想を追っている。

 

 

私は、そういった頑張る中小・零細企業をこれからも全力でサポートしよう。

 

 

 

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経営者は自らの背中で社風を語れ

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

経営者が会社の中で一番仕事をしていない中小企業は衰退する。

 

 

若手経営者の皆さんは、『社長、たまにはゆっくり休んでください』と言われるくらい仕事をしていますか?

 

 

若い会社であればある程、社内外の誰もが認めるくらい社長が一番仕事をしていないといけません。

 

 

新卒の時に『若い時に死ぬほど仕事をしなければ将来苦労するよ』と、できる先輩に言われたことがあると思います。

 

 

それと同じように、創業間もない会社であればあるほどそう言えます。

 

 

現場に出ずに『お付き合い』や『○○組合や▲▲青年会の会議』という名目で会社にいない若手経営者や後継者がいます。

 

 

担がれたりチヤホヤされて気持ちいいので、自社の経営を後回しにして外に出てしまいます。

 

 

しかし、いくらお付き合いや組合の役を頑張っても会社の業績は上がらないし

スタッフの信頼や尊敬を得ることは出来ません。

 

 

50~60歳前後の身近な経営者で、会社が(本人の代は)安定期に入った社長を見ていると勘違いして

『自分も経営者なんだからそうしよう!』と思ってしまいます。

 

 

年齢がある程度になって優秀な後継者が育ち、会社を任せられる状態になってきたら好きなだけ

『お付き合い』や『何とか会』に出れば良いし、趣味のゴルフや旅行に行けばよいのです。

 

 

しかし、若い経営者が運営する若い会社は別です。

 

 

社長が朝から晩まで会社で一番仕事をしている姿をスタッフに見せ、

 

 

『社長があれだけ頑張ってるんだから自分も頑張ろう!』

 

 

そういう雰囲気を作り上げ、自然に社内に浸透させる。

 

 

やがてそういう光景が当たり前になり、『社風』となって強い会社が創られていきます。

 

 

勿論、経営理念や行動指針のような『言葉の教育』も必要なのですが、どれだけ立派な理念を掲げても

毎日どこに行って何をしているか分からない社長に『理念の通りに頑張ろう!』と言われたところで

誰も聞き入れてくれません。

 

 

『立派なことを言っているけど、うちの社長は何も現場のことを分かっていないよなぁ~』

 

 

『裸の王様』にならないためにも、やはり経営者が一番現場を知り、仕事を知っていないとならないと思うのです。

 

 

また、会社全体のマネジメントや意思決定、戦略策定など通常の社長業を全うすることは当たり前です。

 

 

 

・納品業者さんが商品を運んでくれたら真っ先に大きな声で挨拶し荷下ろしを手伝う

 

 

・お客様が来社したら必ず顔を出して一声掛ける

 

 

・朝一番に会社に来て最後に帰る

 

 

・スタッフ一人ひとりに声を掛ける

 

 

・事務所周辺の掃除をする

 

 

 

こういった人間性を垣間見る仕事を自然と背中で見せられる経営者が運営する会社は、本当に良い会社です。

 

 

皆さんはご自身の背中で何を語りかけますか?

 

 

 

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銀座久兵衛に学ぶ

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今日は、『銀座久兵衛 二代目店主 今田氏』のコメントをご紹介しようと思います。



●父と母が汗水垂らして懸命につくってきた店を俺が継がなくて誰が継ぐんだ。
やっぱり、いい形で自分が受け継ぐのが使命だ。



●子供のころ店の前を通るたびにお客様によって自分たちの生活が成り立っていると感じていた。



●現場第一主義と率先垂範。



●商売は体を張ってやるものと父親の働く背中を見て学んだ。



●『いい店だ』と決めるのは(自分ではなく)お客様である。
常連という形で尾お客様はそれを証明してくださる。



●店(会社)は、お客様と社員のためにある。そのためには商売が上手くいっていないとダメ。
お客様に満足していただき、社員の生活も良くなる。



●お店を存続させるために人を育てる。



●修行の過程で「量」をこなす。量を積み重ねると「質」に転換する。
そして更に研鑽することで成長する。



●妥協したら成長は止まる。『一流だと思うことは、一流でなくなる始まりである』



●流行っているから大丈夫ではない。常に危機感をもって日々精進する。



●(いっくら儲かっても、有名になっても)本業に全力投球し、本業で勝負する。



●転職は自分でつくるもの。最初は何かのきっかけで、ちょっと好きだなくらいで始めたことを
「この道で人生を懸けてみよう」と心に決めて努力して、転職にしていく。



どれもしびれます。



子供の頃からご両親の働く姿をしっかり見て、色々と感じてこられたようです。


『一生懸命働くこと』、『お客様と社員に感謝すること』、『人財育成の意味』

『暖簾を受け継ぐということ』、『修行とはかくあるべき』、『経営者のスタンス』

『天職発想』、『頑張り方』



どれをとっても素晴らしい。何か一つでも自分のものにしよう。




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経営理念策定と運用

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中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。



私のコンサルティング支援の中で最も重要なテーマに『経営理念策定』があります。


私がお手伝いしている中小企業では、経営理念が無かったり、創業者が数十年前に策定して機能していなかったり

するケースが多いです。


皆さんの会社には『経営理念』はありますか?


それは、いつ、誰が、どのように創りましたか?また、ちゃんと機能して(=理解され浸透して)いますか?



会社が成長し、社員が増え、お客様が増え、仕入れ先も増え、社内外で多くの人が関わるようになってくると
やはりその時に合った経営理念を策定する必要が出てきます。


具体的にどのように創っていくかというと、先ずは社長はもちろん、会長、経営幹部、一般社員、仕入れ先、
取引先(お客様)に至るまで幅広くヒアリングを行い、『文字化』することから始まります。


次に、言葉化された叩き台を経営陣で吟味し、その会社独自の理念へと落とし込んでいきます。


そして、最終的に全員が納得出来る内容に仕上げます。



ちなみに、舩井会長は『経営理念に盛り込むべき要素』として次のように言われています。


1)『自然の摂理』と『良心』に従った内容にする

2)楽しいこと、したいことをやる

3)迷いのない自信のあることをやる

4)責任の取れることをやる


古い会社の社長室に飾ってある『カッコいい言葉』や『体(てい)のいい言葉』ではダメだということですね。



また、勿論ですが、全てのスタッフに理解される言葉で策定することが必要です。


そして、人によって理解に『ブレ』が出ないようにそれぞれの言葉がどういう意味を持っているかしっかり説明をつけ
社内説明会でしっかり説明を行います。


一回説明しても理解されませんので、朝礼や会議や研修で継続的にすり込んでいきます。



ところが、経営理念は策定して終わり。ではありません。


実は、理念が完成した時が始まりで、その『浸透活動』が最も難しく、時間がかかるのです。


『経営理念』は策定するのは簡単(とはいってもかなりの時間と労力が必要なのですが…)ですが、なかなか現場に
落とし込めないところが最も難しいところです。


『経営理念創ったから見といてね!』では、誰も見てくれませんし理解されません。


経営陣には忍耐強く浸透を図っていく努力が必要とされるのです。




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人が辞めない会社づくり

みなさん、こんにちは。


中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。



『人が辞める』



『会社の方針を理解しない人がいる』



これらの課題は、企業にとって売上アップと併せて最も難しい課題の一つですね。


私の顧問先各社でも、業績はすこぶる良いが同じ課題で悩んでいる企業が少なくないです。


『こうすれば即効で解決する!』という答えが有るわけではないので本当に難しく時間がかかります。


『人の想い・感情が関わる』問題だけに、社長の独断で何とかなるという問題でもありません。


そもそも、なぜ人が辞めるのでしょうか?


なぜ会社の方針を理解しないのでしょうか?


私も3社を経験して自分の会社を創ったので『会社を辞める』という気持ちは少なからず理解できます。


『やりたい事(自分の夢)が有るから辞める』という理由をよく聞きますが、実際は次のようなネガティブな理由で会社を去る人が多いのではないでしょうか。



●会社の方針に合わない(合わせることができない)


●上司(中小企業の場合は社長)と合わない


●イジメに合っている


●稼げないので肩身が狭い


●仕事内容がしんどいから



中には優秀なので『お金』や『経営者の魅力』に引っ張られてヘッドハンティング的に会社を去るという場合もありますが、これは稀だと思います。


往々にして、どのような理由で辞める場合でも、上記のうちのいずれかに該当している場合が多いのではないでしょうか。


いずれにしても、せっかく入った会社を辞めるというのは、双方にとって時間もお金も無駄になってしまいます。


あれこれ小手先の解決策を模索するよりも、先ずはマクロで根本的な原因をとらえる必要があるように思います。


では、どうすれば人が辞めない会社になるのでしょうか。


これは、企業にとって永遠の課題であるように思います。


冒頭で述べた通り、この問いに対する明確な回答は無いように思いますが、成長し続け、存続していくためには避けて通れない道です。


私の顧問先各社で実践している取組みを挙げますので、少しでも読者の皆さんの参考になれば幸いです。



1)経営理念や事業コンセプトを共有し理解してもらう


2)経営理念や事業コンセプトを繰り返し伝え続ける(※2)は一回では理解されないので)


3)創業からの歴史を理解してもらう


4)社長の人間性(生き方、考え方)を理解してもらう


5)社長とコミュニケーションを取る機会を増やす(会議、飲み会、研修、勉強会、親睦会など)


6)社長一人の『好き・嫌い』ではない公平な評価制度を創る


7)採用で吹き過ぎない(※ありのままの姿を語る。入社後のギャップが大きいとダメージは大きいものです…)


8)適度な責任や研修制度など『成長』を実感できる仕組みを創る


9)新規事業(業界では異端的な内容)を常に模索し実行に移す


10)数字に強く具体的なアクションプランと数字が連動した方向性が見える



つまり、



●将来の不安を感じないようにする


●経営者や会社の方針が理解できるようにする


●経営者の人間性を高める


●適正な評価制度を用意する(※定量と定性のバランスが取れた制度)


●自分の強みや長所を活かせる環境を創る



コンパクトにまとめると、このような表現になるのではないでしょうか。


『この会社で頑張って幸せになろう!』と思ってもらえる環境を経営者が真剣に考え、実行する。


いずれにしても、企業の成長と存続のためには、上に挙げた1)~10)のような取組みを根気よく実行し続けるしかないように思うのです。




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中小企業・ベンチャーの売上アップコンサルティングはお任せください。

「即時業績アップ」 をモットーに、時流適応しながら着実に成長するための

「集めて、売って、再注文させる」仕組みをご提案いたします。

ウェブ制作、営業代行、集客プロモーションも対応可能です。


出口総合コンサルティング  代表 出口 康介(イデグチ コウスケ)

〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-6-13 新大阪御幸ビル6F

TEL:06-6195-2266 / FAX:06-6195-9746

【お問合せはこちらからどうぞ: ideguchi@ide-con.com 】

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伸びている企業の特長

みなさん、こんにちは。


中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。


今日は『伸びている企業の特長』を書きだしたいと思います。


ここで言う『伸びている企業』というのは、IT業界でよく見られる『売上が昨対比200%!!』のような

『一発屋』的な売上の伸びではなく、『緩やかだが毎年安定して成長している企業』という意味です。



●社長が『勉強好き・素直・プラス発想』である


●経営者が一番働いている


●理念や事業コンセプトがある


●理念や事業コンセプトで会社のスタンスを明確にし共有している(そして継続している)


●多角化せず本業をドメインに添えて事業展開している


●正当な評価がされる(報酬面)


●成長を実感できる


●会社が儲かっている(業績が伸びている)


●コミュニケーションを取っている(会議、飲み会、研修、旅行など)


●規律(躾・マナー)に厳しい風土がある


●年功序列ではない(能力重視、能力に関係なく昇進・昇級することはない)


●勉強好きな風土がある


●責任が大きい仕事を任される(放置プレーではない)


●数字を開示している


●収益性、社会性、教育性、を追求している(この順番)


●5Sを徹底している(職場、道具類、身だしなみ、仕事の全てがキレイ、美しい)


●経営者が謙虚で威張らない、自慢しない、見せびらかさない


●経営者が質素・倹約を実践している(ローコスト意識が高い)


●仕入れ先を大事にしている(お客様はもちろん)


●社内外問わず冠婚葬祭を大事にしている


●先代(創業者、思想、ビジネスモデル)を大事にしている


●ケンカしない(負けて勝つ、負けどころと勝ちどころの分別)


●常に新規事業を考えて安定した先行投資を実施している(安定・安泰を良しとしない)


●事業承継を意識している


●『人づくり』に投資している



これは、私のこれまでの経験則で書いたものですが、皆さんはどのようにお感じになりますでしょうか?




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