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月別アーカイブ: 2021年3月

因果応報

仏教の教えの中に「因果応報」という言葉があります。

あまりにも有名な仏教用語ですので、皆さんもご存知のことと思います。

 

 

広辞苑を引くと、少し難しい表現ですが

「我々の作為する善悪の因業(いんごう)に応じて果報あること」

とあります。

 

 

また、その隣には「因果律」という言葉が書いてあり、

「一切のものは原因があって生起し、原因がなくては何ものも生じないという法則」

と書かれています。

 

 

私は物心付いた時分から父親に

「何事も因果応報なので、そのことを決して忘れてはならない」

という教えを受けて育ちました。

 

 

「悪い行いをすれば悪い事が返ってくる。反対に、良い行いをすれば良い事がある」

 

 

「自分がやった事が全てである(全て自分の責任である)」

 

 

この言葉は、「お天道様が見ている」という言葉と共に、

私の中に「善悪の判断基準」として強烈な印象として深く心に残っています。

 

 

私がこの言葉を最も畏れるのは、

「自分に返ってくるだけではなく、その果報は末代(子の代、孫の代)に渡って影響を及ぼす」

という点にあります。

 

 

だからこそ、他人に影響を及ぼす重大な判断を下す際には、

毎回この言葉を思い出して「本当にその決断で良いか」という、

自問自答を何度も繰り返して最終判断を行います。

 

 

日頃も、自分が楽をしたり、ちょっと良い思いをするために

様々な誘惑に負けそうになる時でも

「誰も見ていない時こそ、人として恥ずかしくない立ち居振る舞いをしよう」

と心掛けるようになりました。

 

 

落ちているゴミを拾って捨てる、

落とし物を見つけたら目に付く場所に置いておく、

老人が重たい荷物を持っていたら助ける。

 

 

日常生活のちょっとした事ですが、見て見ぬふりをするのは止めよう。

 

 

昭和二十年生まれの父親が、誰に頼まれた訳でもなく、

散歩の途中で見つけたゴミを持ち帰って処分している姿を見て

母親は迷惑そうにしていますが、

「子供たちに伝えるべき大事は、こういう父親の後ろ姿なのだな」

と感じました。

 

 

「不惑の年」を過ぎ、三人の子供を授かり、

社会的にも責任のある立場になった今になって

改めてこの言葉の深みと重みを感じています。

 

 

これからもこれらの言葉を大事に精進していこうと思います。

 

 

 

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〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-6-13 新大阪御幸ビル6F

TEL:0797-20-1183 / Mail:ideguchi@ide-con.com

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キッコーマンの茂木会長のインタビュー記事 その2

前回の記事の続きです。

 

ピーター・ドラッカーの「現代の経営」について、茂木会長が大変示唆に富んだコメントをされていましたのでご紹介します。

 

キッコーマンを大きく成長させてきた茂木会長を介したドラッカーの言葉で非常に重要な「教え」がありました。

 

あらゆる商売において非常に有効な「経営のヒント」になるので、取り上げておきたいと思います。

 

1)企業の目的は需要の創造である

 

2)経営者は需要創造のためにイノベーションを生み出さねばならない

 

3)経営者に不可欠な資質は人間としての真摯さである

 

という三点です。

 

「企業の目的は需要の創造である」とは、消費者が買いたいと強く思う(欲求を持つ)ような魅力的な商品やサービスを生み出すということです。

 

「経営者は需要創造のためにイノベーションを生み出す」とは、自らが生み出した需要(消費者の欲求)を常にブラッシュアップして、常に新しい価値を生み続けるということです。

 

「経営者に不可欠な資質は人間としての真摯さである」とは、真面目さ、誠実さという人間としての軸が一本通っていなければならないということです。

 

最後の「経営者の真摯さ」に関して、茂木会長は「真摯さは勉強して習得できる資質ではない」とも述べられています。家庭教育や学校教育に大きく起因するということです。

 

親がしっかり人間力を高め、学校でも「正しい教育」を行っていかなければならないとつくづく感じます。

 

人として、会社として、この三点について私達はどれだけ出来ているでしょうか?

 

それらをまさに「真摯」に受け止め、今後の経営の中で実践していくかどうかで、私を含め、全ての企業のの運命(将来)が決まってくるのだと思います。

 

 

 

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キッコーマンの茂木会長のインタビュー記事 その1

ある雑誌でキッコーマンの茂木会長のインタビュー記事を拝読しました。

 

記事の内容は、茂木会長の経営の背景に「名著」が大きな影響を与えていたというものですが、そのことを知って、やはり「読書」がいかに大切かを改めて認識しました。

 

キッコーマンといえば、年商5,000億円、株価も7,000円近くと、日本でも有数の超優良企業の一社です。

 

そんなキッコーマンを大きく成長させた茂木会長が今回ピックアップされていたのがピーター・ドラッカーの「現代の経営」です。

 

私もかなり昔に購入して一度チャレンジしましたが、内容が難しいのと、リアルな経営者でない社会学者が語る内容が嫌になって、途中で読むのを止めた記憶があります。

 

しかし、茂木会長の言葉を介して、今回改めてドラッカーの言葉を聞いてみると、その内容は今私が仕事をするうえで大切にしている「人間力」について書かれていたことを知り、近いうちに再度ドラッカーの本に挑戦しなければならないと思うようになりました。

 

それはさておき、今回の茂木会長のインタビュー記事で私達が学ばなければならないことは、

 

・本は人生を変える「きっかけ」を与えてくれる存在であるということ

 

・いつの時代に読んでも読者に影響を与える(感銘を与える)ような本=名著を読むべきであること

 

・人生や仕事をするうえでの起爆剤(ヒントやきっかけ)になる本に出会うべきであること

 

・ただ「読む」のではなく、「実践する=生活や仕事の中で活かす」ところまでもっていくことが意味のある読書であるということ

 

これらの内容です。

 

ぜひ、これから読む本については、この教えを念頭に置いて読んでいきたいと思います。

 

 

 

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