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因果応報

仏教の教えの中に「因果応報」という言葉があります。

あまりにも有名な仏教用語ですので、皆さんもご存知のことと思います。

 

 

広辞苑を引くと、少し難しい表現ですが

「我々の作為する善悪の因業(いんごう)に応じて果報あること」

とあります。

 

 

また、その隣には「因果律」という言葉が書いてあり、

「一切のものは原因があって生起し、原因がなくては何ものも生じないという法則」

と書かれています。

 

 

私は物心付いた時分から父親に

「何事も因果応報なので、そのことを決して忘れてはならない」

という教えを受けて育ちました。

 

 

「悪い行いをすれば悪い事が返ってくる。反対に、良い行いをすれば良い事がある」

 

 

「自分がやった事が全てである(全て自分の責任である)」

 

 

この言葉は、「お天道様が見ている」という言葉と共に、

私の中に「善悪の判断基準」として強烈な印象として深く心に残っています。

 

 

私がこの言葉を最も畏れるのは、

「自分に返ってくるだけではなく、その果報は末代(子の代、孫の代)に渡って影響を及ぼす」

という点にあります。

 

 

だからこそ、他人に影響を及ぼす重大な判断を下す際には、

毎回この言葉を思い出して「本当にその決断で良いか」という、

自問自答を何度も繰り返して最終判断を行います。

 

 

日頃も、自分が楽をしたり、ちょっと良い思いをするために

様々な誘惑に負けそうになる時でも

「誰も見ていない時こそ、人として恥ずかしくない立ち居振る舞いをしよう」

と心掛けるようになりました。

 

 

落ちているゴミを拾って捨てる、

落とし物を見つけたら目に付く場所に置いておく、

老人が重たい荷物を持っていたら助ける。

 

 

日常生活のちょっとした事ですが、見て見ぬふりをするのは止めよう。

 

 

昭和二十年生まれの父親が、誰に頼まれた訳でもなく、

散歩の途中で見つけたゴミを持ち帰って処分している姿を見て

母親は迷惑そうにしていますが、

「子供たちに伝えるべき大事は、こういう父親の後ろ姿なのだな」

と感じました。

 

 

「不惑の年」を過ぎ、三人の子供を授かり、

社会的にも責任のある立場になった今になって

改めてこの言葉の深みと重みを感じています。

 

 

これからもこれらの言葉を大事に精進していこうと思います。

 

 

 

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