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「南洲翁遺訓」に学ぶ

「南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)」より

 

 

 

西郷隆盛が遺した人生の教訓を記した書籍

 

 

 

『己を愛するは善からぬことの第一也。

 

修行の出来ぬも、事の成らぬも、過ちを改むることの出来ぬも、

 

功に伐り(ほこり)驕慢(きょうまん)の生ずるも、

 

皆自ら愛するが為なれば、決して己れを愛せぬもの也』

 

 

 

『自分を愛すること、つまり自分さえよければ人はどうでもいい

 

というようなことは、最もよくないことである。

 

修行が出来ないのも、事業が成功しないのも、間違いを改めることができないのも、

 

また自分の功績に驕る心を持ってしまうのも、

 

みんな自分を愛することから生じるのであり、決してそういう

 

利己的な思いを持ってはならない』

 

 

 

『事業を創起する人、其の事大抵十に七、八迄は能く(よく)成し得れ共、

 

残り二つを終る迄成し得る人の希れ(まれ)なるは、

 

始めは能く己を慎み、事をも敬する故、功も立ち名も顕るるなり。

 

功立ち名顕るるに随ひ(したがひ)、いつしか自ら愛する心起こり、

 

恐懼戒慎(きょうくかいしん)の意弛み、

 

驕矜(きょうきん)の気漸く(ようやく)長じ、

 

其の成し得たる事業を負み(たのみ)、苟も(いやしくも)

 

我が事を仕遂げんとてまづき仕事に陥り、

 

終に(ついに)敗るる(やぶるる)ものにて、皆自ら招く也。

 

故に己に克ちて(かちて)、賭ず(みず)聞かざる所に戒慎するもの也』

 

 

 

『事業を始める人の中で、大体七、八割までは上手くいくけれども、

 

残りの二割まで(最後まで)上手くやれる人が少ないのは、

 

事業を開始した当初は謙虚に、相手を敬いながら進めるので、

 

ある程度までは成功し、有名になるものである。

 

しかし、成功し、有名になるに従って、いつの間にか謙虚さや

 

相手を敬う気持ちを忘れしてしまい、自分勝手で傲慢な気持ちが表れてくる。

 

戒め慎み、畏れ慎む気持ちがどんどん弛んでいき、

 

いつしか謙虚さや慎みの気持ちを忘れて、自分勝手で傲慢な気持ちが増長していき、

 

これまで自分がやってきた成功を頼みにして(過去の功績を引きずって)

 

過信に陥ってしまい、結局失敗してしまうのである。

 

これは全て自分で招いたことである。

 

だからこそ、真の成功を成し遂げるためには、

 

自分自身に打ち克って(かって)、人が見ていない時も聞いていな時も

 

謙虚に慎む気持ちを大事にして、自分を戒めることが必要なのだ』

 

 

 

西郷隆盛は、このように「成功するためにも、成功を維持するためにも、

 

謙虚さが必要である」と述べている。

 

 

 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

 

 

 

いつの時代も変わらぬ不変の真理であると思います。

 

 

 

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日本人の軸

先日の出張中、電車の中で外国人の乗客が黄色とオレンジの羽織をまとったお坊さんに水を手渡してお辞儀をしているシーンに出会いました。

 

 

水を貰ったお坊さんは手を合わせて御礼を、水を手渡した若い外国人は何だか嬉しそうでした。

 

 

若い学生のような彼は「こんなところで(たまたま乗った日本の電車の中で)僧侶に出会えるなんて、とてもラッキーだ!」という雰囲気でした。

 

 

仏教に関する知識はありませんので、はっきりとしたことは分かりませんが、おそらくチベットのお坊さんと、インドかネパールの学生のように感じました。

 

 

コロナ禍なので、両者とも一言も発しませんでしたが、そのやり取りを見ていて、何となく心が温まる気がしました。

 

 

例え世界中のどこにいたとしても、自分が生まれた故郷(国)の文化や伝統をしっかり守って生活する。これはとても大切な事であると思います。

 

 

自国の伝統や文化として宗教が骨身に染みているというのは、一本芯が通っているように感じ、やはり良い事であると思います。

 

 

日本ではどうでしょうか?街中でお坊さんを見掛けても何かを手渡したり、声を掛けるなどもほとんどありません。

 

 

皆さんは、「日本人の軸」を、どのような時に感じますか?

 

 

 

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活きたお金の使い方

「活きたお金の使い方」

 

 

私の顧問先は全て中小企業の経営者です。それも、非常に優秀な経営者ばかりで、金銭的な余裕を持った方が多いです。

 

 

少し前に、ある顧問先企業の幹部会議の席でこんな発言をした方がいました。

 

 

「社長はお金を持ってるから、ちゃんと俺らの面倒を見てくている」

 

 

この真意は、うちの社長はお金に余裕があるから、必要以上に高額な報酬を取らず、自分たち社員の報酬や福利厚生の充実に回してくれているという事です。

 

 

これまで長年に渡って高額な報酬を貰ってきて、経営者としての晩年は金銭的な余裕があるため、自分ではそれ程高額な報酬を取らず、『未来のために投資する』。

 

 

本来、もっと取れるはずの報酬を会社の為に、若手の為、地域社会の為に使うという考え方です。まさに『世の為、人の為』です。

 

 

私は昔から『活きたお金の使い方』を多くの経営者の皆さんから教えられてきました。

 

 

自分のためだけではなく、人を幸福にするために、社会をもっと良くするために惜しまず身銭を切るというお金の使い方です。

 

 

私は、幸田露伴が自著『努力論』の中で述べている『幸福三説』の中の『分福』や『植福』に近い考え方としてとらえています。

 

 

そういった『活きたお金の使い方』が出来る経営者には、安心して人がついていきます。やはり、何よりも大事なことは、先ずは我が子(自社の社員)の物心両面の幸福を実現することではないでしょうか。

 

 

「給料は上げないけど頑張れ」というような虫の良い話は社員には通用しません。

 

 

ましてや、部下には低賃金で重労働をさせておいて、経営者が自分だけ美味しいものを食べ、高級車を乗り回して私腹を肥やすというのは言語道断です。

 

 

 

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因果応報

仏教の教えの中に「因果応報」という言葉があります。

あまりにも有名な仏教用語ですので、皆さんもご存知のことと思います。

 

 

広辞苑を引くと、少し難しい表現ですが

「我々の作為する善悪の因業(いんごう)に応じて果報あること」

とあります。

 

 

また、その隣には「因果律」という言葉が書いてあり、

「一切のものは原因があって生起し、原因がなくては何ものも生じないという法則」

と書かれています。

 

 

私は物心付いた時分から父親に

「何事も因果応報なので、そのことを決して忘れてはならない」

という教えを受けて育ちました。

 

 

「悪い行いをすれば悪い事が返ってくる。反対に、良い行いをすれば良い事がある」

 

 

「自分がやった事が全てである(全て自分の責任である)」

 

 

この言葉は、「お天道様が見ている」という言葉と共に、

私の中に「善悪の判断基準」として強烈な印象として深く心に残っています。

 

 

私がこの言葉を最も畏れるのは、

「自分に返ってくるだけではなく、その果報は末代(子の代、孫の代)に渡って影響を及ぼす」

という点にあります。

 

 

だからこそ、他人に影響を及ぼす重大な判断を下す際には、

毎回この言葉を思い出して「本当にその決断で良いか」という、

自問自答を何度も繰り返して最終判断を行います。

 

 

日頃も、自分が楽をしたり、ちょっと良い思いをするために

様々な誘惑に負けそうになる時でも

「誰も見ていない時こそ、人として恥ずかしくない立ち居振る舞いをしよう」

と心掛けるようになりました。

 

 

落ちているゴミを拾って捨てる、

落とし物を見つけたら目に付く場所に置いておく、

老人が重たい荷物を持っていたら助ける。

 

 

日常生活のちょっとした事ですが、見て見ぬふりをするのは止めよう。

 

 

昭和二十年生まれの父親が、誰に頼まれた訳でもなく、

散歩の途中で見つけたゴミを持ち帰って処分している姿を見て

母親は迷惑そうにしていますが、

「子供たちに伝えるべき大事は、こういう父親の後ろ姿なのだな」

と感じました。

 

 

「不惑の年」を過ぎ、三人の子供を授かり、

社会的にも責任のある立場になった今になって

改めてこの言葉の深みと重みを感じています。

 

 

これからもこれらの言葉を大事に精進していこうと思います。

 

 

 

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歴史を学ぶ

英国の歴史学者であるアーノルド・J・トゥインビーの言葉に「自国の神話を学ばない国は滅びる」というものがあります。

 

「自国の神話=自国の生い立ち(成り立ち)」ということですね。

 

日本では「古事記」を学ぶということになりますが、残念ながら今の日本では「古事記」を学ぶということはほとんどありませんね…。

 

ということは、日本もやがて滅ぶ運命にあるのでしょうか…?

 

それはさておき、この名言を企業経営に置き換えると「自社の生い立ちを学ばない会社はやがて潰れる」ということになります。

 

ここでいう「学ぶ」とは、単に自社の創業からの歴史を知るということではなく、当時の「創業者の想い」を理解するということです。

 

また、「創業者の想い」を理解することから派生して、「理念」や「会社としてのルール(絶対に守るべきこと、絶対にやってはならないこと)」を学び、後進に伝えていくということです。

 

「社員教育」を実施している企業は少なくないと思いますが、「ノウハウやテクニック」も大事ですが、ぜひ「会社の歴史」にもスポットを当ててください。

 

そして、「神話」を学ぶ時も「自社の歴史」を学ぶ時も、共通する大事なポイントを見落としてはいけませんね。

 

 

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致知出版社 藤尾社長講演録

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

 

五月半ばに、愛読書である「致知」を発刊している致知出版社の藤尾社長の講演を聞く機会に恵まれました。

 

 

 

毎回示唆に富んだお話しをしてくださるのですが、今回の講演でメモしたことを皆さんにも共有しようと思います。

 

 

 

 

1)人生の四季は一回限りである。時間を無駄にせず真剣に生きよ。

人間の人生には「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」の四季がある。

 

 

 

●「青春」 十代半ば~三十代半ば  ※論語では「志学、立身」

 

 

●「朱夏」 三十代半ば~五十代後半 ※論語では「立身、不惑、知天命」

 

 

●「白秋」 五十代後半~六十代後半 ※論語では「知天命、従耳」

 

 

●「玄冬」 六十代後半~      ※論語では「従耳、不超矩」

 

 

 

2)常により高みを目指す「晴天の志」を持て。

 

 

 

3)「縁」に価値を見出せる人だけが成功する。

不平不満ばかり言わず、与えられた「縁」に気付き、活かせるか。

 

 

●与えられた仕事

 

 

●与えられた人間関係

 

 

●与えられた環境

 

 

 

4)組織を発展させるには「トップ」と「№2」の呼吸がピッタリ合っていなければならない。

トップである社長と№2である次期社長が法脈で繋がっているかどうかがポイントになる。

 

 

 

5)教育とは、「(子供や新人の)心のコップをそっと立ててやること」である。

そこに何を注ぐかは本人たちが決めることである。

 

 

 

6)徳性を養う「人間学」と、知識・技術を養う「事務学」の両立を図る。

特に、「人間学」に重点を置く必要がある。

 

 

 

7)「感動」・「感激」する能力(=憤)を養う。

「憤」が人間を動かすエネルギーになる。

 

 

 

8)日本を支える達人は身近に存在する。

自分が住む(生まれ育った)場所で、与えられた仕事を徹底して深掘りし(明徳)、独自の人生哲学を生み出す人がいる。

 

そして、その哲学を周囲に広めて、他人をも幸せにすることが出来る人が日本にはたくさんいる。彼らが日本を支えているのだ。

 

 

 

9)森信三先生の躾を徹底せよ。

小学校低学年の間にしっかり躾をすべきである。

 

「朝の挨拶」、「返事」、「靴を揃える」という三点だけで良い。

 

 

 

10)人間は天から封書をもらって生まれてくる。

「生まれたらどう生きるべきか、何を為すべきか(=使命)」は予め決まって生まれる。

 

 

 

11)「人生とは、未見の自分に出会うための旅である」

 

 

 

12)「一流」とは、「達人」とは

「学び続ける、変化し続ける人」を一流、達人と呼ぶ。

 

 

 

13)自分の人生を懸ける「何か」に出会えるかどうか。

 

 

 

 

いずれの言葉も重みがあって深く胸に沁み渡りました。

 

 

 

 

 

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『仕入れ』業務の本質③

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です

 

 

 

前号の続きです。

 

 

 

特に、ネット通販業界では、中小・零細の通販会社でも、これまで大手量販店が

 

やってきた仕入れ方を平気でやっています。

 

 

 

川上の業界も、消費低迷で売り先が少なくなっているので、利益を削って大手量販店とも

 

中小・零細企業とも取引をせざるを得ません。

 

 

 

しかし、このような仕入れ体制が続けば、日本の経済は間違いなくもっと悪い方向へ

 

行ってしまうように思うのです。

 

 

 

 

では、『仕入れ業務の本質』とは、どういった点にあるのでしょうか?

 

 

 

先に言っておきますが、前号でも申し上げた通り、

 

決して「仕入れ先を叩いて安く仕入れる」ことではないのです。

 

 

 

 

『仕入れ業務の本質とは』

 

 

 

・川上(メーカーや問屋)に良い仕事を続けてもらうために適正な価格(=相手にもメリットがある価格)で仕入れる

 

 

 

・消費者が買いやすい価格(売価)をイメージして仕入れる

 

 

 

・商品の良し悪し(品質)を自分の目で見て判断して(目利きを活かして)仕入れる

 

 

 

・商品の値段(相場)を見て仕入れる

 

 

 

・仕入れ先とのコミュニケーションを取って人間関係を構築しながら仕入れる

 

 

 

・スポットなどのお買い得商品を見つけながら仕入れる(利益の創出につながる仕入れ)

 

 

 

・売れ筋商品の動向、他社の動向を把握しながら仕入れる

 

 

 

 

このような仕入れを心掛けながら、

 

 

 

①各店で仕入れをする

 

 

 

②本部一括仕入れ体制を採る場合は、店長経験が有る叩き上げで、人間性も高い実績も最も優れた人材を充てる

 

 

 

①や②の仕入れ体制を採っていかなければなりません。

 

 

 

いずれの項目を見ても、仕入れ先を大事にし、お互いに長期的に商売を続けるためには

 

どのような協力関係を構築すべきか?という、人間性が問われてきます。

 

 

 

特に、「買ってやっている」という態度で仕入れ先に偉そうに言ったり、横柄な態度を

 

とったりする仕入れ担当者は即刻担当を外すべきです。

 

 

 

販売担当者は消費者から直接お金を貰うので、消費者に対して偉そうな態度や横柄な対応をすることはありませんが、

 

利益の源泉となる仕入れ先にこそ、感謝の気持ちをもって丁寧に対応しなければならないのです。

 

 

 

「仕入れ先を変えてもいいのか!?」というような威圧的な発言をする担当者をバイヤーにしていると、

 

そのうち利益は出なくなり、優秀な仕入れ先が目の前から居なくなってしまうことでしょう。

 

 

 

そうなったらお終いです。

 

 

 

「利は元に有り」という言葉には、人間性を高めて長期的な視点で仕入れ先と自社の双方が利益を出し続け、

 

消費者に良い商品を販売し続けるためにあるものなのです。

 

 

 

人間性を磨き、仕入れ先を大事することこそが『仕入れの本質』であり、『醍醐味』でもあります。

 

 

 

そのような人間性の高いバイヤーを育成しなければならないのです。

 

 

 

 

 

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『仕入れ』業務の本質②

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

 

前号の続きです。

 

 

 

大手量販店はこれまでどのような仕入れ体制を採ってきたか?

 

 

 

『競合より安く売っても儲ける(利益を出す)ために大量に仕入れてきた』

 

 

 

当たり前の話ですが、「価値ある商品を安売り」したら利益は減少します。

 

 

 

「減少した利益分を川上の業者に押し付けてでも自分たちだけは儲けよう」というのが、

 

これまでの大手量販店の戦略でした。

 

 

 

その結果はどうなったか?

 

 

 

直販化(中抜き)が進み、デフレが進行し、川上産業(特に問屋業界)が大きく衰退してしまいました。

 

 

 

昨今の景気低迷は大手量販店が招いたと言っても過言ではないと思っています。

 

 

 

また、価格(低価格)押しの販売を定着させたことによって、「考えない消費者」

 

生み出してしまいました。

 

 

 

『良い商品を出来るだけ安く買いたい』と考える消費者がたくさん出現し、

 

変なクレームを言ってくるクレイジーなクレーマーをも生み出しました。

 

 

 

これも当たり前の話ですが、「良い商品や価値のある商品はそれなりの(高い)価格である」

 

というのは言うまでもないことなのですが…。

 

 

 

例えば、ネット通販などで、「旬の松茸が半額!」とか、「松阪牛が半額!!」などと、

 

朝から晩まで宣伝されているのを最近よく見るようになりました。

 

 

 

私は、中央市場やスーパーの顧問もしていますのでよく分かるのですが、旬の食材で、

 

生産量も限られ、そもそも生産するのに多くの手間や時間が必要な松茸や松坂牛が

 

「半額」で買える訳がありません

 

 

 

もし「半額」で買えるのなら、それは偽物か、品質の低い訳あり商品に決まっています。

 

 

 

経営者であればそんなことは分かると思うのですが、自分の会社の利益のためであれば

 

「何でも有り」の状態です。

 

 

 

次号へ続く…。

 

 

 

 

 

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『仕入れ』業務の本質①

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

 

「利は元に有り」という言葉をご存じの方は多いと思います。

 

 

 

しかし、本当の意味を理解して実践されている人は少ないように思います。

 

 

 

「利は元に有り」というと、「仕入れ先を叩いて安く仕入れる」と勘違いしている

 

仕入担当者はたくさんいると思いますが、この言葉はそういう意味ではないのです。

 

 

 

「仕入れ先を叩く」というのは、「自分(自社)だけが儲かれば良い」という、

 

身勝手な仕入れの考え方です。

 

 

 

「自分(自社)が売る側(叩かれる側)だったらどう思うか?」を考えたら、

 

やって良いことと悪いことは一目瞭然であります。

 

 

 

仕入れ先の担当者の人間性の方が上手だと、「協力させていただきます」と言っておいて、

 

他の商品でしっかり値切られた以上の利益を取ったり、品薄で急な仕入れが必要になった時に、

 

商品を持っていても在庫が無いといって協力してくれなかったりということが起きてきます。

 

 

 

「目には目を」ではないですが、人間として、企業人間(自社の利益を出さないと

 

いけない立場)として、当然のことであります。

 

 

 

そもそも、多くのバイヤーが、このような勘違いをしてしまっている大きな原因の一つは、

 

大手量販店の仕入れ体制にあると思われます。

 

 

 

簡単に言うと、中小・零細企業が大手量販店がこれまでやってきた仕入れ方を

 

真似しているということです。

 

 

 

あまり深く考えずに、「仕入れ先を叩いて安く仕入れる」ということを

 

ずっとやっているバイヤーがたくさんいますが、これは大きな間違いなのです。

 

 

 

なぜか?

 

 

 

それは、これまで大手量販店がやってきた「仕入れの仕組み」は間違いであったことが

 

証明されているからです。

 

 

 

 

次号へ続く…。

 

 

 

 

 

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「血脈」と「法脈」

みなさん、こんにちは。

中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。

 

 

 

血縁関係(血統)だけで会社を継ぐことを「血脈で継ぐ」というそうです。

 

 

 

それに対して想いや理念などを深く理解・修得して会社を継ぐことを「法脈で継ぐ」というそうです。

 

 

 

いうなれば「先代の魂ごと会社を継ぐ」ということでしょう。

 

 

 

但し、「法脈で継ぐ」というのはそんなに簡単なことではなく、先代に対して

「自分は足もとにも及ばない」という畏敬の念をもって「守・破・離」を完璧に遂行して

継いだ場合にのみ「法脈で継ぐ」ことが出来るのだと思います。

 

 

 

職業柄、若い後継者が会社を継ぐに当たって、「先代のやり方は時代遅れだ」とか

「先代のやり方は間違っている!」というようなことを言って、やり方を抜本的に変えて

しまうというようなことを見聞きしますが、往々にして失敗するケースの方が多いようです。

 

 

 

例えば、営業のやり方について、これまでの「飛び込み的な営業手法」や「御用聞き的な営業手法」

のようなアナログ営業について、「効率が悪い」と言ってITを導入して効率化を図るというようなケースがあります。

 

 

 

「営業の本質」を理解せず、どこかの営業セミナーや営業ノウハウ・テクニック本を読んで

アナログ営業を否定するといったことはよくあることです。

 

 

 

営業の経験が無いのに、セミナーやスキル本の内容を鵜呑みにして頭でっかちになってしまい、

「飛び込み営業」や「御用聞き営業」は古いやり方だと決めつけてしまう。

 

 

 

私も長年営業マンをやってきて、それなりに「営業とはどういうものか」を理解していますので

アナログな営業手法が悪であるとは全く思いません。

 

 

 

むしろ、「効率的な営業」だと思い込んでいる素人営業マンで溢れかえっている現在は、

アナログ営業の方が効果が出やすいと思います。

 

 

 

これは、営業に限らず、経営者業全てについて言える事だと思います。

 

 

 

若い後継者が「法脈で会社を継ごう」と思ったら、先ずは素直に

「先代社長が何を考えてそのような手法を採っていたのだろうか?」

を考え、理解し、自分でも実践して先代と同じくらい(それ以上)のレベルに到達することです。

 

 

 

「先代社長の考え方の本質」を理解出来ないうちは何をやっても上手くいかないと

思った方が良いでしょう。

 

 

 

どう考えても、「守・破・離」でいうところの「離」からいきなり入って上手くいく訳がないのです。

 

 

 

いきなり「離」から入って上手くいくような経営者は家業を継ぐ前に

自分で会社を興して成功しているでしょう。

 

 

 

家業を継ぎ、自分の代を経て、また次の後継者へバトンタッチしていくつもりであれば、

自分自身が素直に先代の経営を「守・破・離」で受け継がなければなりません。

 

 

 

変に肩肘張らず、先代の偉大さを認め、素直に先代の経営を「守・破・離」することから

「法脈継承」の第一歩が始まるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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出口総合コンサルティング

代表 出口 康介(イデグチ コウスケ)

 

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