みなさん、こんにちは。
中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。
経営者が会社の中で一番仕事をしていない中小企業は衰退する。
若手経営者の皆さんは、『社長、たまにはゆっくり休んでください』と言われるくらい仕事をしていますか?
若い会社であればある程、社内外の誰もが認めるくらい社長が一番仕事をしていないといけません。
新卒の時に『若い時に死ぬほど仕事をしなければ将来苦労するよ』と、できる先輩に言われたことがあると思います。
それと同じように、創業間もない会社であればあるほどそう言えます。
現場に出ずに『お付き合い』や『○○組合や▲▲青年会の会議』という名目で会社にいない若手経営者や後継者がいます。
担がれたりチヤホヤされて気持ちいいので、自社の経営を後回しにして外に出てしまいます。
しかし、いくらお付き合いや組合の役を頑張っても会社の業績は上がらないし
スタッフの信頼や尊敬を得ることは出来ません。
50~60歳前後の身近な経営者で、会社が(本人の代は)安定期に入った社長を見ていると勘違いして
『自分も経営者なんだからそうしよう!』と思ってしまいます。
年齢がある程度になって優秀な後継者が育ち、会社を任せられる状態になってきたら好きなだけ
『お付き合い』や『何とか会』に出れば良いし、趣味のゴルフや旅行に行けばよいのです。
しかし、若い経営者が運営する若い会社は別です。
社長が朝から晩まで会社で一番仕事をしている姿をスタッフに見せ、
『社長があれだけ頑張ってるんだから自分も頑張ろう!』
そういう雰囲気を作り上げ、自然に社内に浸透させる。
やがてそういう光景が当たり前になり、『社風』となって強い会社が創られていきます。
勿論、経営理念や行動指針のような『言葉の教育』も必要なのですが、どれだけ立派な理念を掲げても
毎日どこに行って何をしているか分からない社長に『理念の通りに頑張ろう!』と言われたところで
誰も聞き入れてくれません。
『立派なことを言っているけど、うちの社長は何も現場のことを分かっていないよなぁ~』
『裸の王様』にならないためにも、やはり経営者が一番現場を知り、仕事を知っていないとならないと思うのです。
また、会社全体のマネジメントや意思決定、戦略策定など通常の社長業を全うすることは当たり前です。
・納品業者さんが商品を運んでくれたら真っ先に大きな声で挨拶し荷下ろしを手伝う
・お客様が来社したら必ず顔を出して一声掛ける
・朝一番に会社に来て最後に帰る
・スタッフ一人ひとりに声を掛ける
・事務所周辺の掃除をする
こういった人間性を垣間見る仕事を自然と背中で見せられる経営者が運営する会社は、本当に良い会社です。
皆さんはご自身の背中で何を語りかけますか?
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