みなさん、こんにちは。
中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。
血縁関係(血統)だけで会社を継ぐことを「血脈で継ぐ」というそうです。
それに対して想いや理念などを深く理解・修得して会社を継ぐことを「法脈で継ぐ」というそうです。
いうなれば「先代の魂ごと会社を継ぐ」ということでしょう。
但し、「法脈で継ぐ」というのはそんなに簡単なことではなく、先代に対して
「自分は足もとにも及ばない」という畏敬の念をもって「守・破・離」を完璧に遂行して
継いだ場合にのみ「法脈で継ぐ」ことが出来るのだと思います。
職業柄、若い後継者が会社を継ぐに当たって、「先代のやり方は時代遅れだ」とか
「先代のやり方は間違っている!」というようなことを言って、やり方を抜本的に変えて
しまうというようなことを見聞きしますが、往々にして失敗するケースの方が多いようです。
例えば、営業のやり方について、これまでの「飛び込み的な営業手法」や「御用聞き的な営業手法」
のようなアナログ営業について、「効率が悪い」と言ってITを導入して効率化を図るというようなケースがあります。
「営業の本質」を理解せず、どこかの営業セミナーや営業ノウハウ・テクニック本を読んで
アナログ営業を否定するといったことはよくあることです。
営業の経験が無いのに、セミナーやスキル本の内容を鵜呑みにして頭でっかちになってしまい、
「飛び込み営業」や「御用聞き営業」は古いやり方だと決めつけてしまう。
私も長年営業マンをやってきて、それなりに「営業とはどういうものか」を理解していますので
アナログな営業手法が悪であるとは全く思いません。
むしろ、「効率的な営業」だと思い込んでいる素人営業マンで溢れかえっている現在は、
アナログ営業の方が効果が出やすいと思います。
これは、営業に限らず、経営者業全てについて言える事だと思います。
若い後継者が「法脈で会社を継ごう」と思ったら、先ずは素直に
「先代社長が何を考えてそのような手法を採っていたのだろうか?」
を考え、理解し、自分でも実践して先代と同じくらい(それ以上)のレベルに到達することです。
「先代社長の考え方の本質」を理解出来ないうちは何をやっても上手くいかないと
思った方が良いでしょう。
どう考えても、「守・破・離」でいうところの「離」からいきなり入って上手くいく訳がないのです。
いきなり「離」から入って上手くいくような経営者は家業を継ぐ前に
自分で会社を興して成功しているでしょう。
家業を継ぎ、自分の代を経て、また次の後継者へバトンタッチしていくつもりであれば、
自分自身が素直に先代の経営を「守・破・離」で受け継がなければなりません。
変に肩肘張らず、先代の偉大さを認め、素直に先代の経営を「守・破・離」することから
「法脈継承」の第一歩が始まるのではないでしょうか。
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