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現場を任せる

みなさん、こんにちは。


中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。



『うちは人材が育っていないので任せることが出来ないんです』


『任せようと思うけどなかなか思い切って任せることが出来ない』


『任せてもつい手も口も出てしまう…』



顧問先をはじめ、多くの中小企業の経営者から同じような相談をお受けします。


自分が寝るのを惜しんで起業して大きくしてきた会社ですので無理もありません。


部下よりも色んな意味で優秀だから経営者をやっている訳ですので、自分以外のスタッフの
至らない点が目に入ってくるのは当然です。


毎日現場に出て自社の現状をよく見渡しているから色々なことが気になります。


しかし、毎日会合だのゴルフだので現場に出て来ない経営者ほど何も言いません(言えません)。


そういう意味では、中小企業の経営者にとって『任せること』は『売上を創ること』よりも難しいと思うのです。


『売上は、最悪自分が営業の最前線に出て頑張れば何とかなる』そう思っていますし、実際にその自信も力もあるのです。


しかし、部下に任せる場合は別です。


何せ『自分で出来ない』からもどかしい。



『何で電話1本掛けておかないの?それで解決だろ?』


『何でそんな言い方をするんだよ!?』


『何で数字を見てないんだよ!?』



大企業ではない中小企業の日常茶飯事ですね。


大企業は『社長が居なくても仕事が進む仕組み』があり、『それなりのレベルの人材』がいますので会社は回ります。


会社が回るというのは、売上が立ち利益を確保出来るという意味です。


中小企業では、社長が居なくても会社が勝ってに回るなどということは皆無で、毎日社長が会社を回しているのです。


しかし、過度の社長依存体質や社長ワンマンのトップセールスから抜け出して成長していくためには
どこかで『現場を任せる』必要があります。


これは家業から企業への脱皮であり、事業継承の準備でもあるのです。


『権限も与えて思い切って任せよう!』基本は性善説を信じたいが、なかなかそうはいきませんね…。


そこで、『何を任せて、何を自分が見る(管理する)のか』を決めることが重要になります。


よく『任せる』というと、何もかも任せっきりにする=放置すると勘違いする方がいますが
重要なポイントは外してはなりません。


重要なポイントまで任せる(放置する)から心配で任せられないということになってしまいます。



【放置しない現場管理の視点】


1)毎日数字を見る
⇒売上、利益は勿論、予算対比、見込客の増減、受注率など


2)見込客を創るための販促やマーケティング施策を見る
⇒販促の内容、回数、コストなど、マーケティングの方向など


3)クレームを見る
⇒クレームの内容と解決の仕方、解決までの時間など


4)毎日のコミュニケーションを取る
⇒特に役職者と気になる社員とのコミュニケーション


5)コミュニケーション回数を増やす
⇒出社時、朝礼、昼食時、営業から戻ってきた時、終礼時、終業後の飲み会など



定点観測するポイントをどの点にするかを明確に決めて毎日見ておいて、あとは任せる。


そうすれば大事になることはないので安心して任せることが出来るのです。


また、『会社としてやって良いこと、悪いこと』を明確にして徹底させることも重要です。


例えば、お金に関すること、クレームに関することは会社としてのルールを明確に作って守らせることです。


集金したお金は会社に戻ったらすぐに経理に渡す、クレームは上司への報告が第一で
報告が済んだら当日中に解決するなどです。




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出口総合コンサルティング  代表 出口 康介(イデグチ コウスケ)

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