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長期的な経営ヴィジョン

みなさん、こんにちは。


中小企業売上アップコンサルティング専門 出口総合コンサルティングの出口です。


外国人による『観光』や『爆買い』で日本各地が湧いていますね。


間もなく中国の春節(旧正月)ということもあって連日ニュースは持ち切りですね。


ネットでも毎日のように多くの記事が掲載されています。


その中の一つに目が留まったのですが、東京・大阪を含め地方のビジネスホテルの宿泊価格までもが

高騰しているということです。


確かに、2~3年前から『何かおかしいな…』とは思っていましたが、まさかここまで高騰するとは…。


私も月に数回は出張で関東方面のビジネスホテルに宿泊するのですが、ここ数年は本当に高くなってしまって困っています。


出張時は『ただ寝るだけ』なので、地方では狭くて駅から少々離れて不便でも¥5,000以下の

ビジネスホテルを探していました。


しかし、今では地方でも¥5,000前後で泊まれるホテルはほとんど無くなってしまいました。


おまけに妥協して高いホテルを探しても見つからず…。


その結果、最近では『ただ寝るだけ』なのに¥10,000を越えるビジネスホテルに泊まることもしばしば…。


時流が進んだ厳しい業界ですから、売上があがって儲かるのは良いことですし

心から良かったなぁと思っています。


しかし、ホテル業界では「30年に1度の活況」と熱狂に包まれているということですが、今の状態が永続するという

保証が無い中での『儲け過ぎ』は非常に危険な香りがするのです。


特に、ビジネスホテルは、これまで贔屓にしてくれていた既存客をないがしろにしていると

数年先に大きな『しっぺ返し』を食うことになると思うのです。


地方のビジネスホテルなどは、『毎月安定して利用してくれる固定客』をいかにして獲得するか?』

に重きを置いて経営してきたはずです。


『毎月1回必ず利用してくれる固定客』、これはホテルにとっては『宝物』であると思います。


これまではこの『お宝客』を獲得するために膨大な販促コストを使い、社員教育をし、大きな投資をしてきたはずです。


固定客の大切さと過去の苦労を忘れて『目先の外国人客』の獲得にやっきになってしまっているホテルが何と多いことか。


東北大震災やリーマンショックのような不測の事態で長期的な観光客減少が発生したらどうするのでしょうか?


ホテルを建てた、スタッフを増やした、でも『お宝客(日本人の固定客)』を失った…。


さてどうなる。


これまでと変わらない価格で宿泊を提供し、既存客も大事にしながら朝食の内容や接客レベルを向上させていく。


このような戦略で経営していけば将来的なリスクも軽減(回避)しながら成長していけるように思うのです。


皆さんがホテルの経営者だとしたら、どのようにお考えになりますか?





ちなみに、多くのホテルが『外国人のリピーター獲得を狙う』という戦略を打ち出しているようですが

日本に来る外国人のうち何人がリピートする計算で戦略を立てているのでしょうか??


年間2,000万人が訪日するとして、10%で200万人、1ヶ月で16.7万人、それを全国でシェアすると…。




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出口総合コンサルティング  代表 出口 康介(イデグチ コウスケ)

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