昨今では「働き方改革」などと言って、日本の中小企業がますます弱体化するような制度の導入が急がれております。
「仕組み」 で動いている大手企業については、「どうぞ勝手に導入してください」なのですが、中小企業にとっては死活問題になりかねません。
その理由としては、次のような「問題」が発生してくる可能性が非常に高いからです。
【働き方改革が浸透すると中小企業はどうなるか?】
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⇒時間(休憩時間、帰宅時間)ばかり気にして仕事に身が入らないようになる。
生産性が落ちるということは売上減少や利益率低下につながっていきます。 -
⇒休憩時間や帰宅時間を気にする余り仕事に身が入らず、
工場のラインスタッフのような働き方しか出来なくなってしまう。 -
⇒1分単位でタイムカード管理が求められるようになってくるし、「1分単位で残業代を出せ。
それが当たり前だ」という風潮になってくる。 -
⇒これは深刻な問題で、10年後の会社を支える幹部が育たないということで、
ゆゆしき問題であります。 -
⇒「時間通りに働く(=必要以上に働かない、楽をする)ことが労働者の権利だ」などと言い出す。
危険因子が出てくる。
このような『マイナスの弊害』が少しずつ表面化してくることでしょう。
これは、決して「時代に合わせている(順応している)」のではなく「(悪い方向に)流されている」だけであると思います。
そうなる前に、特に若手を中心に、これまで日本の中小企業が競争力を付けてきた時に実践してきた人材育成を体験させる必要があるのではないかと考えます。
本研修では、現在の「働き方改革に流されない・負けない」若者を育成していくための研修であり、正直、内容的には少々厳しい内容となっています。
しかし、長期的に企業経営を考えた時「人への投資(人材育成)」こそが間違いなく「最重要の経営課題」であると思います。
申しあげるまでもなく、『現場の仕事』は誰にとっても最も重要なものですが、現場での仕事さえしていれば立派な社会人に成れるかというと、決してそうではありません。
本研修は、現場の日常業務では直接学べないけれども、仕事をするうえで必要な『考え方』や『心構え』や『知識』を習得することを目的とした【全11回シリーズ】で、毎月1回開催いたします。
長くなりましたが、ご検討いただければ幸いです。